ニキビに薬を使い続けるのはよくない?副作用とか大丈夫?

ニキビが顔にできているのを鏡て見ている女性

ニキビを治すのに薬を使うことを考えたときに、色々と思うことがありませんか?

「いつまで薬を使い続けることになるのか?」

「薬を使い続けても、副作用は大丈夫なのか?」

といった具合に。
 

ニキビ薬を使うことは、あくまで対処療法にすぎない

例えば、顔に赤ニキビがある場合。

こういうときは、皮膚科では抗生物質で赤ニキビに対処するのが一般的です。

抗生物質は、ダラシンゲルなどの塗り薬や、ミノサイクリンなどの飲み薬を併用したりします。

ニキビに薬

これが悪いことかと言えば、もちろんそんなことはありません。

赤ニキビを悪化させないためにも、皮膚科医の処方薬を一時的に使って対処するのはアリです。

ですので、ニキビの治療薬は、絶対に使わない方がいいというわけではありません。
 

ただ、忘れたくないのは、薬を使うことは、あくまで対処療法だということです。
 

対処療法というのは、

「ニキビができたら、薬でなんとする」

ということです。
 

これだと、根本的な解決にはなっていないですよね。

いつまでたっても薬依存から抜けだせません。
 

ニキビができてから対処するよりも、できないようにした方がいい

当たり前の話ですが、ニキビができてから対処するよりも、最初からニキビができない方がいいですよね。

赤ニキビができてしまった時点で、薬を使っても跡に残る可能性はありますから。

薬は魔法じゃあ、ありませんもの。

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もちろん、ニキビがたくさんある状態の人が、一時的にニキビがたくさんある状態から抜け出すために、そういった薬を使うのはアリです。

しかし、それだと根本的な解決にはなっていません。
 

今は、角栓ができるのを予防して、ニキビができないように予防する薬もありますが、それでもやはり根本的な解決にはなっていません。
 

本当は、

薬を使わなくても角栓ができない。

角栓ができても、赤ニキビにまでは悪化しない。

こういう状態がベストですよね。
 

ニキビができなくなる年齢まで、薬で抑え続ければいい?

まあ、そうは言っても

「ニキビができなくなる年齢まで、薬で抑え続ければいいじゃん」

と考える人もいるかもしれません。

ニキビができなくなる年齢まで薬を使い続けるか

たしかに、顔や体にニキビがたくさんあると、辛い想いをしますからね。

だったら、「薬を使ってニキビの発生を抑えた方がいい」と考えてしまうのも無理はないことです。
 

しかし、よ~く考えてみてくださいよ?
 

加齢によって段々ニキビはできなくなる人もいますが、何歳になったらあなたの顔にニキビができなくなるかなんて、誰にもわかりません。

50代でもニキビができる人はいます。

そうなると、たとえば今現在で20代の人が、薬でニキビを抑え続ける場合、

ヘタすると30年間くらい薬を使い続けなくてはならない、ということになってしまいます。
 

これってどうなんでしょうね。
 
 

30年間というのは、あくまで可能性の話ではありますが、他人ごとと思って無視できる問題でもないでしょう。

皮膚科でしか処方できない薬をもらうために、定期的に通院するのも負担がかかりますよね。

また、それだけ長期間使うとなると、薬の副作用も心配です。
 

薬によっては歴史が浅くて、長期間使い続けた場合に、どのような影響が出るのかわかっていないものもありますから。

薬は、状況に応じてうまく使うべきですから、薬を使い続けるのが絶対悪だと言っているわけではありません。

ただ、

「いつまでたっても薬に頼り続けるのは、どうなんでしょう?」

ということは問いたいです。
 

やはり、段々と薬に頼らない方向にシフトチェンジしていくべきです。

その方が、健康面でも、精神衛生面でもよいことです。

薬に頼り続けるのは、肌の免疫力の面から考えてもよくありません。
 

肌の免疫力なんてものがあるの?

肌の免疫力なんて話題になると、

「肌の免疫力なんてものがあるの?」

という気がしないでしょうか?
 

風邪とかインフルエンザとかなら、免疫力のアリ・なしって想像しやすいですが、肌の免疫力となると、ちょっとイメージしづらいですよね。

ここで、肌の免疫力があることが分かる例をご紹介しましょう。

例えば、アトピー肌の人のことを想像してみてください。

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肌がガサガサして、とにかく、かゆくてしょうがないのがアトピーです。

アトピー患者の方は、アトピーを抑えるために、アトピー症状がでている肌の部分にステロイド剤を塗ることがあります。

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ここで問題になるのが、ステロイドを塗るのをやめてしまうと、アトピーの症状が強く出てしまうということです。

なぜかというと、ステロイド薬を使ったことによって、肌の免疫力が落ちてしまうからです。
 

ステロイドは、副腎皮質ホルモンとも呼ばれます。

ステロイド薬を肌に塗るということは、本来は副腎という臓器が出すべきホルモンを、ステロイド薬で代用するということです。

薬で代用してしまうとどうなるでしょう?

副腎からすると、薬があれば用が足りるので、副腎が頑張ってホルモンを生成する必要がなくなります。
 

つまり、ステロイド薬を使うと、副腎が働くのをサボってしまうわけです。

 副腎が働くのをサボってしまう=肌の免疫力の低下

ということになります。
 

というわけで、肌の免疫力というのは存在します。
 

肌にも免疫力がある。

ですから、薬はうまく使いつつも、段々と薬に頼らない方向にシフトチェンジしていくべきです。
 

そのためには、ストレスや生活習慣で、ニキビの原因になっているものを取り除くようにしていくこと。

そして、自分の肌質にあったニキビケア製品を見つけ出すこと。

これがよい方法ですよ!ほんとに。