皮膚科にニキビを診てもらいにいくと、抗生物質を処方されることが多いです。
(抗生物質には、塗り薬と、飲み薬があります。塗り薬ではダラシン、飲み薬ではミノサイクリンなどが有名です。)
赤ニキビや黄ニキビができている状態で抗生物質を飲んだり塗ったりすると、たしかに効くんですよね。
抗生物質を取り入れると、炎症が静まるのも早いです。
それじゃあ
「抗生物質があれば、もうニキビ対策は万全だー!」
ということになるのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。
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抗生物質をニキビに使うのは、あくまで対処療法
抗生物質を使ったニキビの治療は、あくまで対処療法です。
つまり、ニキビができてしまった後で、なんとかしようというのが抗生物質です。
しかも、抗生物質の薬は殺菌のための薬なので、赤ニキビや黄ニキビにしか効き目がありません。
白ニキビや黒ニキビの時点では、まだアクネ菌が繁殖していない状態なので、抗生物質を使っても意味がありません。
赤ニキビや黄ニキビに発展してから、抗生物質の出番が出てくるわけです。
例えるなら、火事が起こってから、火を消す役割が抗生物質ということです。
ですが、火事が起こってから対処するよりも、そもそも火事が起こらないように火災予防した方がいいですよね(笑)
赤ニキビになってから対処しているようでは、ニキビ跡が残るリスクを高めてしまう
ニキビが赤ニキビにまで発展してしまうと、ニキビ跡が残るリスクが発生してしまいます。
ニキビ跡が残ってしまうと、消すのに時間がかかりますし、嫌な気分になるので最悪ですよね。
ですから、赤ニキビになってから抗生物質で対処するというのは、望ましい方法とは言えません。
ニキビが赤く炎症する前に、対処できた方が絶対にいいに決まっています。
つまり、抗生物質に頼る必要がない状態になるのがベストということです。
というわけで、抗生物質があるからニキビ対策は万全ということになりません。
抗生物質が必要なくなるようにニキビの予防ケアをしていくべし
できれば抗生物質を使う必要がない状態になるのがベストではあります。
ただ、赤ニキビや黄ニキビができないようにしたいと思っても、そうもいかない場合もあります。
特に、ニキビに悩んでいる人だと、たいてい
「朝起きたときに鏡を見たら、いきなり赤ニキビができてた!」
という経験をしていると思います。
そういう場合は、抗生物質が役に立ってくれる場合もあるでしょう。
ただやはり、抗生物質を使わないでもいいように、新たなニキビができないようにケアしていくべきです。
でもあなたは、
「自分でも、ニキビができないような肌になれるのかな?」
と心配に思っているかもしれませんね。
わたしも過去にそういう心配をしてきましたが、今は、ニキビができづらいお肌の状態になることができました。
あきらめなければ、道が開けることもあります。
あきらめずに頑張って欲しいと思います。